中国輸入の代行業者選び方|失敗しないための完全ガイド【現役店長が解説】

「楽天市場レビューラボ」のYAMAです。

私は楽天市場やAmazonを中心に、複数モールの店長として日々奮闘しています。仕入れの多くは中国の1688やタオバオです。最近ではありがたいことに、「仕入れってどこからやっているんですか?」といったご相談をいただくことも増えてきました。

今回は、EC運営で多くの方が最初にぶつかりやすいのに、あまり体系的に語られてこなかったテーマを深掘りします。

そのテーマは 中国輸入で稼ぎ続けるための「代行業者選び」の極意です。

「いやいや、ノウハウや集客ツールの方が大事でしょ?」と思われるかもしれません。気持ちはよく分かります。SNSを開けば新しいツールや手法が毎日のように流れてきますし、ついそちらに目が行きがちです。

でも、私自身が数多くの失敗を経験してきたからこそ断言できます。中国輸入で長期的に稼ぎ続けるには、商品選び以上に代行業者選びが重要です。

手数料の安さにつられて選んだ結果、不良品の山を抱えたり、レスポンスが遅すぎてセールに間に合わなかったり。正直、これで何十万円も失ったことがあります。代行業者の良し悪しは、そのまま売上や利益に直結する。何度も痛感してきた現実です。

本記事では、私が現役EC店長として日々の取引で学んだ“リアルな視点”から、信頼できる代行業者をどう見極めるかを徹底解説します。読み終える頃には、「代行業者を見る視点がクリアになった」と感じていただけるはずです。

目次

中国輸入で代行業者が重要な理由

多くのEC事業者が、商品の魅力や集客方法ばかりに注力してしまいがちです。 もちろんそれらも大切ですが、実は売上の9割を左右するのは 「代行業者との連携」だと私は考えています。

代行業者は、単に商品を仕入れてくれる存在ではありません。 彼らは、生産から物流、そして私たちの手元に届くまでの商流全体を担う、 いわば「ビジネスの心臓部」です。

仕入れの9割は「代行」に左右される

中国輸入は、ほとんどの方が「1688」や「タオバオ」から仕入れます。 しかし、日本から直接買い付けて発送するのは現実的ではなく、 代行業者を介して輸入するのが基本です。 つまり、代行業者の力量が、商品の品質・仕入れコスト・納期、すべてに直結します。

想像してみてください

  • 発注した商品の半分が不良品だった。
  • 納品が大幅に遅延して、楽天スーパーSALEやAmazonプライムセールに間に合わなかった。
  • 在庫数が何度も間違っていて、販売機会を逃した。

これらのトラブルは、すべて代行業者の対応に起因します。 そしてこれは単なる「仕入れ失敗」で終わりません。 顧客からの信頼を失い、長期的に売上を削り取られていくことにつながります。

代行業者がミスすると、在庫・利益すべてが崩れる

例えば、検品が甘ければ不良品が山のように届きます。 発送が遅れれば、楽天スーパーSALEに間に合わず、 数百万円規模の売上チャンスを逃すこともあります。

私自身、手数料の安さだけで業者を選び、納期遅延によって大きなイベントを逃した苦い経験があります。 手数料が1%安くても、そのせいで100万円の売上を逃したら本末転倒です。

ビジネスの「外注先」ではなく「生命線」

代行業者は、単なる外部委託先や手配人ではありません。

例えるなら、EC運営はレースのようなものです。 ドライバーである私たち事業者がいくらアクセルを踏み込んでも、 ピット作業が遅れれば勝つことはできません。 タイヤ交換や給油、微調整を一瞬でこなすピットクルーがいるからこそ、 ドライバーは全力で走り切れるのです。

中国輸入においても同じことが言えます。 代行業者が正確に検品し、スピーディーに発送し、トラブル時に冷静に動いてくれる。 その積み重ねが、事業全体の勝敗を決めていきます。 だからこそ、代行業者は「外注先」ではなく、あなたと一緒にゴールを目指す「相棒=ピットクルー」なのです。

代行業者を選ぶときの基本チェックポイント

1. 手数料の仕組みを理解する(安さに飛びつかない)

手数料が安いほど魅力的に見えますが、安さの裏には 「検品省略」や「サポート削減」が隠れていることも多いです。 私の結論はシンプルです。安さよりも“コスパ”を見ること。 短期的な数%の手数料よりも、安定的に事業を支えてくれるかどうかが重要です。

2. 問い合わせ時の対応で「コミュニケーション能力」を見極める

代行業者の信頼度は、最初の数往復のやり取りで見えてきます。私が重視するポイントは以下の5点です。

  1. 返信のスピードと約束の仕方

    「確認します」で終わるのではなく、「今日中に概算、明日12時までに確定」といった形で、回答期限を明示できるかどうか。

  2. こちらの要望を正確に理解し、不足を確認できるか

    SKU・数量・納期・検品レベル・梱包方法などを復唱し、必要な情報を追加で聞いてくる業者は信頼できます。

  3. 一歩踏み込んだ提案があるか

    例えば「OEMは可能です」だけでなく、「初回は50個からテストをおすすめします」「UV印刷なら型代不要です」といったリスク回避や代替案を出せるか。

  4. 根拠と証拠を提示できるか

    見積の費目分解、為替レートの明記、検品写真や工場リンクを提示できるかどうかは重要な判断基準です。

  5. 誠実さと透明性

    中国の祝日や工場側の制約を先に共有してくれる、できないことを「できない」と正直に伝える、といった誠実さも欠かせません。

小さな問い合わせの中に、その業者の「姿勢」と「実務力」が凝縮されています。

私は、初めて利用する代行業者は、初回のやり取りであえて情報量の多い質問を投げかけ、その対応力を見ていました。ここで安心感を持てない業者とは、結局のところ長期的なビジネスパートナーにはなり得ません。

3. 検品精度と対応範囲

代行業者の品質管理力は、そのままあなたの在庫リスクに直結します。どれだけ良い商品を選んでも、検品が甘ければ意味がありません。私自身、検品精度の低い業者に依頼した結果、不良品の山を抱えた苦い経験があります。

どこまで検品してくれるか?代行業者によって「検品」の定義は大きく異なります。

  • 数量チェックのみ:注文した数と届いた数を合わせるだけ。品質にはノータッチ。
  • 外観チェック:破損や汚れなど、目視で分かる不良を確認。
  • 動作確認や通電チェック:家電・ガジェット系では必須。
  • 有料検品オプション:抜き取りではなく全数検品、写真や動画付き報告など。

ここをきちんと確認しないと、「検品済み」と思っていても、実は数を数えただけだった…ということが本当にあります。

有料検品をどう考えるか?

「全数検品」や「動画報告付き検品」は追加コストがかかりますが、商材によっては保険のようなものです。

  • アパレル:縫製不良やサイズ違いが頻発。
  • ガジェット:動作不良や付属品不足が多い。
  • 雑貨・食器:小さな欠けや塗装ムラでクレームになりやすい。

こうしたカテゴリでは、検品費用を惜しむよりも、不良返品や低評価レビューを防ぐ方が確実に得策です。

代行業者の「報告スタイル」も重要

検品の精度だけでなく、どう報告してくれるかも業者選びの分かれ目です。

  • 不良箇所の写真を送ってくれるか?
  • 動画で動作確認を残してくれるか?
  • 不良発生率を数値でまとめてくれるか?

数字や証拠があれば、仕入れ先へのクレームや改善交渉もしやすくなります。

まとめると、検品は「数量合わせ」から「全数・証拠付き」まで幅があり、どこまでやってくれるかを事前に確認することが必須です。安さだけで選ぶと、最終的には不良在庫・返品対応で何倍ものコストを払うことになります。

4. 独自ツールより「人」を重視する

最近の大手代行業者は独自の管理ツールや自動見積システムを提供しています。 便利に見えますが、私が何より重視しているのは「人とのやり取り」です。 ツールはマニュアル通りの標準処理しかできず、イレギュラー対応は最終的に担当者の判断と姿勢に左右されます。

ツールでは対応しづらい、“人ならでは”の価値

  • イレギュラー対応:「この商品だけ急ぎで先行出荷」「このロットは検品を厳しめで」など、特別指示を柔軟に調整できる。
  • 商材特性に応じた判断:アパレルと家電で検品ポイントは違う。経験のある担当者なら「ここを重点確認」と具体的に提案できる。
  • 事業背景の理解:販売戦略やモールのルールを踏まえ、「この梱包ならレビュー施策に影響するのでは?」と一歩踏み込んだ助言が出せる。

中小規模業者と組むメリット

私は、あえて大手ではなく中小規模のパートナー(代行業者)と組んでいます。派手なシステムはなくても、担当者と密にコミュニケーションができ、事業状況を共有しながら常に最適な提案が返ってきます。

しかも彼らは、ネットの情報や「中国輸入代行業者の一覧・ランキング」にはまず出てこない、紹介や口コミでしか辿り着けない現地の実力派です。目先の知名度より、日々の仕事の質と応答速度で選ぶ。これが私の基準です。

  • 担当者の裁量が大きく、顧客に合わせて動ける。
  • ゼロから信頼を積み上げることで、こちらの事業を“自分ごと”として一緒に走ってくれる。

まとめ

システムは便利ですが、システム以上の対応はしてくれません。 現場で本当に頼りになるのは、細やかで臨機応変に動ける「人」。 長期的な安心をもたらすのは、ツールではなく信頼できる担当者との関係性」です。

5. 為替レートと送金方法の透明性

代行業者の見積りで特に注意すべきなのが「為替レートです。一見「1元=20円」と提示されても、実勢レートとの差に0.5〜1.5元の上乗せがされているケースがよくあります。

実際によくある上乗せ幅

  • 0.5元上乗せ:比較的良心的。実勢レートが19.5円なら「20.0円」と提示されるイメージ。
  • 1.0元上乗せ:やや割高。大口仕入れになると大きな差額になる。
  • 1.5元上乗せ:かなり割高。100万元の仕入れで150万円もの差が生まれる。

私自身が利用している代行業者も0.5元上乗せです。これは「損をしている」と感じるかもしれませんが、実際は為替変動リスクを吸収するための必要コストです。

為替は毎日変動するため、業者が「実勢レートぴったり」で対応すると、入金や着金のタイミング次第で赤字を被る可能性があります。そのため、ある程度の安全幅(0.5元前後)を取るのは合理的です。

0.5元程度なら「リスクヘッジ」として納得できますが、1.0元、1.5元と幅が大きい場合は要注意です。
仕入れ規模が大きくなればなるほど、この差が利益を圧迫します。

チェックポイント

  • 提示レートと実勢レートの差がどれくらいか?
  • 「市場レート+〇〇元」と明示しているか?
  • 長期的に見て、許容できる幅(0.5元程度)に収まっているか?

まとめ

為替レートは一見わずかな違いに思えても、大口仕入れでは数十万〜百万円単位のコスト差につながります。0.5元程度の上乗せは為替変動リスクを考えると妥当ですが、1.0元以上になる場合は「代行の利益幅」と考えて警戒すべきです。

6. 発送ルートと納期の安定性

物流の段取りひとつで入荷の成否が決まり、最悪はセール機会を丸ごと失います。 私はここを最重視しています。以下を事前に必ず確認しましょう。

基本の確認項目

  • どの物流会社を使うか:EMS(中国郵政)、佐川急便国際便、ヤマト国際便、他船便会社など。
  • 航空便/船便の選択肢:小ロット=航空便、大ロット・在庫積み=船便。
  • 過去の遅延・紛失実績:有無だけでなく、その際の対応スピード・補償範囲。

FBA・RSL 納品対応

  • Amazon FBA直送:カートンラベル貼付、パレット積み、ASN情報の取り扱いに対応できるか。
  • 楽天 RSL直送:納品ルール(伝票様式・バーコード形式・梱包要件)への理解と実務経験があるか。

出港地・到着港

  • 中国側:深圳/広州/寧波/青島/上海 など、どの港から出すのか。
  • 日本側:東京港/横浜港/大阪港/名古屋港 など、どの港に入れるのか。
  • 港の組み合わせ:納期・コストが大きく変わるため、理由と所要日数の提示を求める。

料金体系(航空便・船便)

国際送料は「実重量」と「容積重量」のうち、高い方で計算されます。
容積重量は以下の式で求めます。

一般的な業者:縦(cm) × 横(cm) × 高さ(cm) ÷ 6000

一部の業者:縦(cm) × 横(cm) × 高さ(cm) ÷ 5000

この違いだけで送料が大きく変わることがあります。例として140サイズのダンボールでどれくらい送料が変わるか計算してみましょう。

計算例:60cm × 40cm × 40cm(140サイズの段ボール) = 96,000 cm³
採用方式計算式容積重量差額
÷6000方式96,000 ÷ 600016.0kg基準
÷5000方式96,000 ÷ 500019.2kg+3.2kg分

わずか計算式が違うだけで3.2kg分の送料差が発生します。
例えば1kgあたり700円の航空便なら、約2,240円の差額。箱数が増えると、最終利益に大きく影響します。


ポイント:代行業者の容積重量の計算式が6000なのか5000なのか、必ず事前に確認しましょう。

追加のチェックポイント(運用力が見える6項目)

セール前は“数日の遅れ=数十万円の機会損失”になりかねません。料金やレートだけでなく、パートナー(代行業者)の運用力を次の6点で確認します。

  1. 追跡の見える化

    追跡番号がすぐ発行され、一覧で現在位置を確認できる仕組みがあるか。
    → 私は「番号の一括共有」と「リンク化」をお願いしています。

  2. 集荷頻度と出荷カレンダー

    週に何回出荷できるか。旧正月や大型連休前後の運用計画はあるか。
    → 「週◯回の定期集荷/臨時便の可否」を最初にすり合わせます。

  3. ルートの冗長化(切り替え力)

    航空便・船便ともに複数社のラインを持ち、遅延時に即切り替えできるか。
    → 「A社が遅延したらB社へ即時切替可能か」を必ず確認。

  4. 大型・コンテナ対応

    ボリューム増に合わせて混載から20ft/40ftコンテナへ移行できるか。
    → 将来の増便計画まで一緒に描けるかを見ます。

  5. コストと税金の透明性

    関税・消費税・立替手数料の内訳が明確か。DDP(関税込み一括対応)の可否は。
    → 見積りは「課税価格の根拠」「各費目の分解」を必須にしています。

  6. リスク管理(補償・危険物)

    紛失・破損時の補償上限、保険の有無、手続きの流れ。電池など危険物の取り扱いと代替案。
    → 電池入り等の“航空NG時の代替ルート”を事前にもらいます。

まとめ

「どの会社を使うか」だけでなく、 重量計算方式・集荷頻度・FBA/RSL対応・港の選択肢・追跡体制までセットで確認をしましょう。 ここを曖昧にすると、セールに間に合わない/送料が跳ね上がる/追跡できないといった 致命的なトラブルに直結します。

7. 得意な商材・モールを把握する

代行業者にはそれぞれ得意分野があります。ここを把握せずに依頼すると、 思わぬトラブルや機会損失につながります。

商材ジャンルの得意不得意

  • アパレルに強い業者:サイズ違いや縫製不良をチェックする体制が整っており、モデル撮影やタグ付けまでサポート可能な場合もある。
  • 日用品に強い業者:割れ物や複数パーツ商品の検品に慣れていて、梱包資材の工夫や配送事故率の低さが強み。
  • ガジェット・家電に強い業者:通電チェックや付属品の有無確認などを標準で行えるかどうかがポイント。

OEM・金型案件の経験

  • OEM経験:単純なロゴ印刷だけでなく、仕様変更や小ロットテストにも対応できるか。
  • 金型製作:金型工場とやり取りした経験があるか。金型案件はロットや金額が大きいため、進行管理の経験が重要。

在庫切れ時の代替品リサーチ

在庫切れ時の代替品提案
在庫切れの際に代替品を提案できるかも大事な能力です。ただし「すべてを任せる」のは危険。パートナー(代行業者)は仕入れのプロですが、最終判断は販売者自身が行うべきです。

→ 候補を挙げてもらい、こちらが選択するのが理想的な役割分担です。

モールごとのルール理解

  • 楽天市場:RSL納品ルール、納品書仕様、レビュー施策に関わる梱包・同梱物への理解。
  • Amazon:FBA納品ラベル、パレット積み、リチウム電池など危険物対応。
  • その他モール:Yahoo!ショッピングやQoo10など、それぞれの納品規格への対応力。

私は楽天市場でレビュー戦略を重視しているため、 梱包・納品形態・同梱物まで細かく代行とすり合わせます。 この点への理解があるかどうかで、レビュー獲得率やクレーム率に大きな差が出ます。

まとめ

代行業者を選ぶ際は「商材ジャンル」「OEM経験」「代替品リサーチ力」 「モールルール理解度」を必ず確認しましょう。単に仕入れをこなすだけでなく、あなたの販売戦略と歩調を合わせられるかどうかが、 長期的に信頼できるパートナー選びの基準となります。

【最高のパートナー】私の代行業者が信頼できる理由7選(実例)

ここからは、私が現役EC店長として、そして今も付き合いを続けている最高のパートナーから学んだ、信頼できる7つの本質的なポイントを、具体的な実例と共にご紹介します。

1.とにかくレスポンスが早い

私がいま頼っているパートナー(代行業者)は、営業時間内の一次応答がほぼ1時間以内(遅くても3時間以内)。ただの速さではなく、「いつ・何を返すか」を先に約束してくれるので、こちらの意思決定が止まりません。

さらに土曜日も対応してくれます(緊急時は優先対応)。打ち合わせはZoom/Google Meetで即日セッティング可。小さな確認でも報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を徹底し、都合の悪い情報も先出しで正直に共有してくれます。

2.工場と直接すり合わせる確認・交渉(意匠リスクの一次対応)

楽天で伸び始めた商品の意匠権に懸念が出たとき、私は一旦「仕入れ停止」を指示しました。ここで私のパートナー(代行業者)は、ただ止めるだけで終わらせません。

すぐに工場の責任者へ直電→法務・営業ラインに並行確認という動きを取り、日本側の意匠権者が当該中国工場の子会社であることを突き止めました。

さらに、日本向け販売が許諾範囲内である旨の文面(販売許可証)までその日のうちに取り付け、私に共有。私は根拠を持って販売を継続でき、商品はその後も順調に伸びました。

この時つくづく感じたのは、「確認で止めない」パートナーの価値です。

事実関係を掘り下げ、根拠と書面まで取り切るスピードと段取りが、機会損失をゼロにしました。もし、あの時パートナーが工場と気を利かせて交渉していなかったら、私は億の売り上げを失っていたところです。

3.OEM/金型案件で量産を安定

売上が安定後、自社のオリジナル製品をを作るため、金型づくりからスタートしました。

パートナー(代行業者)は工場と細かく相談し、作りやすい設計への見直し(素材・厚み・組み立て順など)まで踏み込んでくれます。

流れはシンプルで、「試作→改良→再試作」を3回。そのたびに写真・動画・実物で確認し、最終的に基準サンプルを決めてから量産へ。量産前に小ロットでテスト流しをして、検品手順や梱包方法まで先に固めた結果、初回ロットの不良はほぼゼロ。以降も品質は安定しています。

あわせて日本で意匠登録も完了し、模倣リスクも抑えられました。

ここで大事なのは、ロゴ入れだけのOEMではなく、形状や厚みまで変える“仕様変更レベル”に対応できるかどうか。そして、「金型 → 試作 → 量産 → 検品・梱包 → 納品」までを一気通貫で任せられる体制があるかです。

トラブルが出ても、金型の微調整や工程の見直しを素早く回せる。この「段取り力」が、量産の安定と利益を守ります。

4.食品衛生法が絡む案件でもやり切る対応力

「これは絶対に伸びる」と踏んだ商品が、食品衛生法の対象でした。しかも14個の部品すべてを個別に検査する必要があるタイプ。

フィルターなどは最小取り寄せ寸法が決まっていて(例:1000×500mm)、工場は当初かなり渋い顔でした。

ここで私のパートナー(代行業者)は、ただ「難しいですね」で終わらせません。月間2,000個以上の発注計画を示しつつ、以下を一気に段取りしてくれました。

  • 部品リストの見える化:14部品の型番・材質・接触面の有無を一覧化。
  • 工場との交渉:最小取り寄せの制約がある部材は、共同調達や代替規格も含めて粘り強く交渉。
  • 検査の設計:どの部品をどの順でテストに回すか、サンプル採取→試験依頼→結果取得→是正のスケジュールを作成。

時間はかかりましたが、最終的に全パーツの取り寄せ→日本での検査クリアまで完走。販売を止めることなくスムーズに伸ばすことができ、いまではレビュー1,500件超の人気商品に育ちました。

この案件で改めて分かったのは、“やり切る力”の有無が売上を分けるということ。面倒な工程を前に進め、必要な書類をそろえ、工場と粘り強く折衝する。ここまで伴走してくれるパートナーがいなければ、私はこの市場を取り逃していたはずです。

5.梱包がプロ。破損が少ない/国際送料を抑えるパズル梱包

以前の業者は、160サイズの箱の上部20cmの空間ができてしまった場合、プチプチで埋めるだけでした。外寸がそのままなので容積重量は下がらず、言ってしまえば「空気」に送料を払っていたわけです。

今のパートナーは発想が逆で、空間を作らないことを徹底します。小箱の入れ子や仕切り(中仕切り・角当て)、上げ底の撤廃、場合によっては一回り小さい外箱への入れ替えまで含め、テトリスのように箱内を最適化。結果、荷崩れを防ぎつつ、1箱あたりの搭載効率を最大化してくれます。

具体例(数字で見る効果)

具体例(数字で見る効果)

例:60×40×40cm=96,000cm3
→ 容積重量(多くの業者の基準)=96,000 ÷ 6,000 = 16.0kg

上部の無駄な10cmを詰め、箱を60×40×30cm(72,000cm3)に小型化
→ 容積重量=72,000 ÷ 6,000 = 12.0kg

差分 4.0kg × 航空便 700円/kg = 2,800円/箱の削減
箱数が増えるほど、最終利益に直結します。

結果

結果

  • 荷崩れが起きにくく破損が減る
  • 1箱あたりの搭載数が増え、1個あたりの国際送料が下がる
  • 外箱を小さくできれば容積重量そのものが下がる(=送料がさらに下がる)

私の実感として、「パズル梱包ができるか」はパートナー選びの分かれ目です。手間がかかる作業なのでやってくれない会社も多いですが、ここに向き合ってくれる相手は、総じて顧客ファーストで、長く任せられる“本物の相棒”です。

6.大量ロット時は必ず価格と国内送料を同時交渉

私のパートナー(代行業者)は、大量発注の見通しが立った時点で自動的に単価交渉へ入ります。

工場からは500/1,000/3,000/5,000のようなロット別の価格表を取り寄せ、「いくつ買えばいくら下がるか」を数字で提示。ここで大事なのは、工場の単価だけで満足しないことです。


同時に、「工場 → 代行倉庫」までの中国国内送料も一緒に下げてもらいます。単価を下げても国内送料が上がれば相殺され、結局トータル原価が下がらない。この“あるある”を避けられます。

試算例:

たとえば30円の値下げ × 5,000個=15万円の圧縮。

さらに国内送料も数円~十数円下がれば、利益の底上げがしっかり効いてきます。

交渉を始めるタイミングは、発注の確度・予定数量・納期を共有できた時点がベスト。私は「いつ・どれくらい買うか」を先に伝え、見返りとしての価格表+国内送料をセットで出してもらいます。

品質条件はいじらず(検品レベル・梱包強度は維持)、価格と国内送料を同時に最適化する。これが、私が「大量ロット時に必ずやること」です。

7.毎年、中国の縁起物を贈ってくれる(干支・カレンダー・柿の置物)

私のパートナーは毎年、かかさずに干支の置物や卓上カレンダーをチーム宛てに送ってくれます。

また倉庫の引っ越しのときには柿の置物まで。中国では「柿(shì)」が「事(shì)」と同音で、“事事如意(すべてが順調に)”の縁起物です。派手ではないけれど温かい心配りで、日々の仕事ぶりの丁寧さや誠実さがよく伝わります。

パートナーからの頂き物:

パートナーからの頂き物

代行業者と仲良く付き合うコツ5選

1. 文化の違いを理解する

日本と中国では、仕事の進め方や連絡の「当たり前」が少し違います。

日本のように「察してくれるだろう」は通じにくいので、最初から具体的に・はっきり伝えるのがいちばんの近道です。私もここを徹底してから、行き違いがぐっと減りました。

  • 依頼は日付・数量・条件まで明記:
    「なるべく早く」ではなく、
    「○/○(日本時間)までに、○個を、RSL倉庫へ発送してください」
    「この型番は全数検品、写真3枚の報告をお願いします」のように具体化。
  • テキスト+画像で共有:
    梱包例・検品項目・ラベル位置などは写真やPDFを添付。言葉だけより誤差が出にくくなります。
  • 時差・カレンダー前提で動く:
    中国は春節(旧正月)・国慶節・労働節など長期連休で物流が止まりやすいです。
    連休前は前倒し、後ろは余裕を持った納期で指示。土日の稼働も会社によって違うので、稼働日と営業時間を最初に確認します。
  • 期待値を最初に合わせる:
    「返信は翌営業日まで」「見積は24時間以内」「遅延時はすぐ連絡」など、連絡ルールを先に決めると運用が安定します。
  • 敬意とシンプルさ:
    文化を尊重しつつ、文章は短く・結論先に。長文より箇条書きが通りやすいです。

この「具体・視覚・前倒し」の三点を押さえるだけで、“言った・言わない”はほぼ消えます。文化の違いを理解したうえで明確に伝える。それが、良い関係づくりの土台です。

2. 常に感謝の気持ちを伝える

信頼関係は、一度の大きな成果ではなく、日々の小さなやり取りの積み重ねで築かれます。パートナーの担当者は、こちらの見えないところで工場や物流と向き合い、数々の調整をしてくれています。

その努力を当然と思わず、「ありがとう」を習慣化することが大切です。私は、迅速な対応や難題を解決してくれた場面では、必ず短い言葉でも感謝を伝えるようにしています。

感謝のメッセージ例:

  • 「ありがとうございます。おかげで助かりました」
  • 「迅速なご対応、感謝いたします。とても心強いです」
  • 「この対応のおかげで、私たちの顧客にも喜んでいただけました」

ここで意識しているのは、具体的な成果を添えることです。

「ありがとう」だけでなく、担当者の行動がどんな結果につながったのかを伝えることで、相手は「自分の仕事が顧客の満足に直結している」と実感できます。

そうすれば、次の一手にも前向きに取り組んでもらいやすくなり、結果的に双方にとって良い循環が生まれます。

3. パートナーの提案は一度仕入れてみる

代行業者との関係を深めるためには、相手の提案に耳を傾け、試す姿勢を示すことが欠かせません。

彼らは日々、工場や市場の動向に触れており、

  • 「この商品は今売れています」
  • 「御社のショップに合いそうです」

といった提案は、決して押し売りではなく、現場からのリアルな情報提供です。

もちろん、すべてを受け入れる必要はありません。ただし気になるものがあれば、こう伝えます。

  • 「まずは最小ロットでテストします」

小さく仕入れて結果を検証し、良ければ拡大。合わなければ理由を共有して終了。

この小さな往復の積み重ねによって、パートナーは私たちの嗜好や基準を学び、次第に的確な提案をしてくれるようになります。つまり、テストとフィードバックの繰り返しこそが、信頼関係と成果の両方を育てる鍵なのです。

4. 贈り物を送る

「ビジネスに贈り物は不要」と考える人もいます。しかし私は、数千円の投資で人間関係が安定するなら、積極的に行うべきだと考えています。

お歳暮や旧正月といった節目に、担当者個人ではなくチーム全体に向けて、日本のお菓子やちょっとした雑貨を贈ります。高価なものである必要はありません。

  • 「いつも迅速なご対応に感謝しています。皆さんでどうぞ」

この一言を添えるだけで、職場の空気が柔らかくなり、相手の心に残ります。

こうした小さな心づかいは、いざという時の迅速な協力や、一歩踏み込んだ提案につながります。結果的に、事業全体のスピードを上げる力となって返ってくるのです。

5. 実際に会って関係を深める

取引先を「かけがえのない相棒」へ高める鍵は、やはり顔を合わせることです。チャットやメールだけでは伝わらない人柄や熱意が、対面では一気に見えてきます。

オフィスや倉庫を訪れて検品ラインを見学したり、食事を共にしたりするだけで、距離感は大きく縮まります。

もし訪問が難しければ、まずは Zoom などのオンライン面談から始めましょう。画面越しでも表情が見えるだけで、文字だけのやり取りよりも安心感が生まれます。

結局ビジネスは「人と人」です。多少の手間はかかりますが、この一歩でパートナーは私の事業を「自分ごと」として捉え、同じ方向を向いて走ってくれるようになるのです。

まとめ:稼ぎ続ける人は“代行業者=パートナー”を育てている

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。私が本当に伝えたいのは、手数料の安さやツールの便利さよりも「人」と「信頼性」で代行業者=パートナーを見極めてほしい、ということです。

約束を守るか。説明がわかりやすいか。困ったときに一歩踏み込んで動いてくれるか。

この姿勢こそが、長く稼ぎ続ける商売を支える土台になります。そして、見つけた相手を単なる「外注先」で終わらせないこと。

文化の違いを理解し、感謝を言葉にし、できれば顔を合わせて関係を育てる。そうしてはじめて、パートナーはあなたの事業を「自分ごと」として一緒に走ってくれる“相棒”になります。

これこそが、私が数々の失敗を重ねてたどり着いた、中国輸入で勝ち続けるための本質です。ぜひ、あなた自身のパートナーシップを築き上げてください。

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